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薬局業務の外部委託運用に向けて

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薬剤師業務を「対物」から「対人」へ

厚生労働省は2017年10月に策定した『患者さまのための薬局ビジョン』に基づいて、2025年を目途に薬剤師の対物業務を効率化し、対人業務に注力できる環境整備を進めています。その一環として、薬品一包化業務の外部委託運用についても検討されています。

しかし、外部委託によって患者さまの治療の安全や医薬品へのアクセスが脅かされてはいけません。

課題となるのは、分包センターなどの委託運用を行う拠点で、一包化業務の安全性と効率化をどのように両立させるか。
私たちトーショーには、それを実現できるアイデアとノウハウがあります。

ヨーロッパでの25年以上に渡る経験をもとに一包化業務における課題を徹底分析

海外では1990年代から、病院や施設などで行っていた薬品一包化業務を外部委託する取り組みが行われており、トーショーは25年以上前から、ヨーロッパの大規模分包センターの運用サポートを行ってきました。
その経験をもとに、一包化から鑑査業務に至るまでの課題を細部に渡って調査・分析した結果、“分包機を止めない運用”のポイントが見えてきました。

■分包機が停止する主な要因

「作業の予測」と「機器とシステムの連動」2つのアプローチで課題を解決

分包機の稼働前、処方データを読み込んだ時点で前述の「分包機が停止する主な要因」が発生するかどうかを予測し、停止させない事前準備を行うことができれば、分包業務の効率化が図れます。それを実現するのがトーショー独自のシステム「Stella(ステラ)」です。

多様な拡張機能を持つ「Stella」で処方データをまとめ、除包・予備撒きなどの事前準備から、分包機を使った最終作業までをシームレスにサポート。
多角的なアプローチによって、分包機の稼働率向上に役立ちます。

①これから分包する処方内容をグループ単位で選択。事前準備の有無を確認します。

②カセットの薬品不足が予測された場合、提示された必要数を事前充填します。

③手撒き作業が必要な場合、事前に必要な薬品を撒いたトレーを準備します。

④事前準備完了後、分包機の稼働を開始します。

分包機の消耗品残量の確認

分包機制御システム画面には、常に「包装紙とインクリボンの残量」が表示されています。
その表示を参考に作業者が交換タイミングを予測し、準備しておくことができます。

一包化した後の鑑査業務は
「一包約1秒」の画像解析でスピーディーに

錠剤一包化鑑査支援システム「MDM」は、一包化した錠剤・カプセルを一包ずつ撮影して、処方データ通りの薬品が正しく一包化されたことを確認します。
包装ミスの可能性が高いものから、ミスか否か微妙なレベルのものまで精密にピックアップして、安全性の高い薬品提供をサポートします。

導入効果(事前準備をした場合としなかった場合の比較)

トーショーの“一包化ソリューション”は
安全性を担保した的確な事前準備を行うことで業務の効率化を実現し、
薬剤師さんの対人業務のさらなる充実を可能にします。