薬剤師のタスクシフトを実現する薬局DX

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「薬局DXとは」

あらゆる産業で進んでいる【DX(デジタル・トランスフォーメーション)】とは、「デジタル技術を活用して、
これまで行ってきた業務のやり方を変革し、より良い労働環境やサービス向上を実現する」ことを目的とする取り組みのことを言います。
薬局DXは、調剤薬局はもちろん、病院薬剤部など薬剤師が関わるすべての現場が対象となります。

薬局DXを進めるメリットとして、大きいのはこの3つ。

①薬剤師の労働環境改善
②オンライン服薬指導の適正化

③在宅訪問サービス展開

現在、医療業界全体が直面している“薬剤師不足でありながら、業務は多様化し拡大している”という現実は、薬剤師の労働環境を悪化させ、
それが調剤過誤や調剤待ちなどの要因ともなり、患者さまサービスの低下につながるーーという悪循環を生み出しています。
その課題解決を、よりスピーディーに、より的確に進める打開策として、DXに取り組む薬局や病院は増えています。

「現場の自動化を推進し、薬剤師の業務改革を応援する」
トーショーの考える薬局DXです。

2015年に厚生労働省から発表された「患者のための薬局ビジョン(https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000102179.html)」では「対物業務から対人業務」へのタスクシフトが目標とされています。
 
しかし、薬剤師不足や働き方改革などの社会課題がある中で、絶対に減らすことのできない「薬中心の業務」を行いながら患者さまとのコミュニケーションに重点を置く「患者中心の業務」へのシフトは、困難と言わざるを得ません。
 
私たちトーショーは、調剤薬局や病院薬剤部など薬剤師が働くあらゆる現場に対応する薬局DXを提供することができます。
薬局や病院の種類や規模に合わせた“個別のDXプラン”を提案し、薬剤師の負担を増やすことなく、患者さまとの対面業務が充実した現場づくりを実現します。


調剤の進捗状況や投薬までの時間を可視化することで、現場の最適化を目指します。

調剤から投薬に至るまでの各工程の作業時間を可視化すると、現場の問題点が見えてきます。
明確化した問題に応じた適切な対策を講じることが、作業負担の軽減や患者さまサービス向上につながります。

機器・システムの導入で業務を自動化。人的作業を削減して、効率をアップします。

薬の払出しや秤量、錠剤の手撒き作業などの手間のかかる作業は機器・システムを活用して自動化することができます。
それによって薬剤師の時間に余裕をもたらし、対面業務の充実を可能にします。

高精度なチェックシステムを活用し、調剤業務の安全性と正確性を高めます。

人が作業する限り、人的ミスは防げません。
特に重要な鑑査業務などに機械的なチェックを取り入れ、誰が行っても正しい調剤ができる環境を実現します。

薬局規模と調剤傾向に合う機器・システム構成で人員配置の最適化を目指します。

調剤に時間がかかるのは、作業環境に問題がある可能性もあります。
現在使用している機器や作業環境を確認して分析し、問題点を洗い出して、適正な機器・システムの構築と動線を提案。
人手不足の解消とタスクシフト実現に貢献します。


待ち時間の可視化で患者さまの利便性を向上

与薬表示システム
i-Number

「混雑すると感染症が不安」「待機時間を有効に使いたい」という患者さまが、スマートフォンなどを使って施設外からでもお薬呼出情報を確認できるサービスです。


散薬の「秤量」を削減

全自動秤量散薬分包機
Di-32

処方データを入力するだけで、散薬の選択から秤量・配分・分割・分包まで、一連の作業を自動で行う分包機です。特に時間がかかる秤量作業から薬剤師を解放し、作業効率が大きく向上します。

薬剤の「在庫管理」と「払出し」を自動化

自動入庫払出ロボット
BD Rowa™ システム

BD Rowa™ システムは、入庫とピッキング業務を自動化し、安全性と業務効率の改善に貢献する薬局ロボットです。ピッキング時には、どの患者にどのロット番号の薬剤を払出したかを記録する「トレーサビリティ」を備えています。さらには、薬剤の使用期限をチェックして無駄のない先入先出の出庫をするため、薬剤の廃棄コスト削減をサポートします。納品から出庫まで、薬剤管理の効率化の実現をサポートします。

スペースや薬品数に合わせて
サイズ変更が可能。

出庫指示を出すと、
アームが迅速にピックアップ。

オプション機能で
大量の入庫も自動処理が可能。

処方調剤鑑査システム
C-correct II

BD Rowa™ システムが払出した薬剤の照合と数量チェックは、C-correctⅡを使って効率的かつ正確に。

新生堂薬局様での運用例

新生堂薬局様でのBD Rowa™ システムとC-correctⅡを使用した運用例です。

新生堂薬局様は1984年創業で、調剤薬局97店舗、ドラッグストア52店舗を九州を中心に関東でも店舗展開をされています。

篠栗病院前店様は広さ55坪、月間応需処方箋枚数約3500枚、受付医療機関数約40の最新DX薬局です。


錠剤一包化鑑査の正確性を向上

錠剤一包化鑑査支援システム
MDM

時間と労力がかかる上に、見落としなどのミスも起こりがちな目視での分包品鑑査。この作業を代行するのがMDMです。MDMは分包品を一包ずつスキャンして画像解析し、処方と違う疑いのある分包品だけをピックアップして鑑査業務をサポート。スピーディーかつ精度の高い解析で安全性を維持し、業務の効率化を図ります。


実際の調剤環境に合わせた最適な機器や動線をご提案

調剤空間の最適化

調剤薬局の効率化を図るため、調剤の動線を考慮した薬品棚や機器・備品の配置、インシデントを削減するレイアウトの工夫など、お悩みに合った解決策を提案しています。

トーショーは、大学病院から個人病院、門前薬局から全国チェーンの薬局など、
さまざまなお客様とお取引があります。
そのノウハウを活かして、「お客様の現場に合わせた最良の薬局DX」をご提案しています。
業務改革を進めたい方、現場でのお悩みがある方など、お気軽にお問い合わせください。

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